2020年、BTSという人生最大の推しに出会った

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タイトルの通り、今年BTSという人生最大の推しに出会ってしまった人間の備忘録です。どうしても2020年中に書き上げたかったのでブログのタイトルすら決まっていない。

  

簡単に自己紹介をすると、

97年生まれの23歳、今年から働き始めた社会人。

物心ついた瞬間からオタクやっている(母曰く、私の人生最初の推しはアンパンマンらしい)が、KPOP界はこれまで全くの未履修。なのに今年の3月に突然BTSという沼にはまってしまった。当然オルペンだけど、ジョングク寄りなようです。

 

誇張なしで、2020年、仕事以外では(というか時に仕事中でも)ほとんどの時間をBTSに費やしていたと思う。Apple Music Replayによると、BTSの音楽を聴いていた時間は460時間くらいらしい。他にもYouTubeSoundCloudでも聴きまくっているので実際は500時間は優に超えていると思うし、ボンボヤなどの映像コンテンツも寝る間を惜しんで大量に摂取していたので自分とBTSとの境界線が分からなくなるのではないかと思った。

…というのはオタクの虚言だけど、もっと脳みそが柔らかい頃だったら韓国語が分かるようになっていたかもしれないとは思う。

 

そんなBTSまみれ()の一年を過ごして、私にとって彼らは「好き」なだけでなく「大切」な存在になってしまったみたいだ。

だから、もし万が一いつかこの気持ちが少し冷めてしまったとしても、今この瞬間はあまりにも大好きで、時に涙が出てしまうほど大切で仕方がなかったということを記録に残しておきたかった。全て書いていたら大河小説になってしまうので、とりあえず今日は音楽関連に絞って、私的2020年のハイライトオブハイライトを。あくまで私の個人的感情を吐き出すだけなのでまとまりはないし、オチもないです。

 

ランドセントラル駅でのONのパフォーマンスに衝撃を受けたこと。

沼入りのきっかけは色々あったけど、一つ選ぶならこれ。

ただただすごかった。こんなに純度の高い「かっこいい」を感じたのは初めてだった。(この後、BTSを好きになったことで何度も感じることになるのだけど)

 

アメリカの人気番組で、ニューヨークの駅を貸し切り、韓国語の歌を歌う7人。「歴史を目撃している」、冗談抜きでそう思った。

韓国語は全く分からないので歌詞の意味はほとんど理解できなかった。なのに何でこんなにすごいんだろう。何で「分かる」んだろう。

パフォーマンス力、表現力ってこう言うことを言うんだ…。私が今まで知っていたアイドルとは全然違ったのに、紛れもなく彼らは"アイドル"だと思った。無限の可能性を感じた。

 

ジョングクの歌声に助けられ、泣いてしまったこと。

そうして沼にはまった全オタクがそうであるように、BTSの映像を片っ端から漁っていた私は、Euphoria (DJ Swivel Forever Mix)に出会った。

曲を聴くだけで、しかも聴いているだけでは歌詞もほとんど理解できないのに、こんなに幸せになることがあるのだろうか、と思った。(それにヒョンたちの目から見たジョングクが可愛くて可愛くて…)

私は夜どうしようもない恐怖感に襲われて眠れなくなってしまうことがよくあったのだけど、寝る前にこの曲を聴くようにしてからは一度も起こっていない。

春先に出会ったこの曲は、あっという間に私の人生ソングになってしまった。

 

そして、こちらもほどなくして出会ったジョングクのAll of My Lifeと한숨のカバー。

YouTubeで和訳してくださっている方の動画を見ながら、人生で初めて「推しが大切すぎて泣く」という経験をした。オタクが言う「泣いた」ほど信頼できないものはないと思ってたのに…。

そもそも私は自分に関すること以外で泣くことはほとんどない。それなのに、この2曲を聴いて涙がこぼれた。会ったこともないどころか、数ヶ月前までは存在すら知らなかった人なのに、不思議だ。他人の感情をあれこれ憶測するのはよくないと思っているのでしないけど、ジョングクがこのカバーに込めた想いが直に感じられてしまったようで、数日間引きずった。

今までハマってきたものとは違うかもしれない、もしかしたらこの人たちのことをずっと推すかもしれない、と少し大げさだけどこの時本気で思った。

 

Dynamiteを一緒に"体験"できたこと。

私にとっての初めてのカムバ(一年前は聞いたこともなかった言葉だ…)。

期待が大きすぎてそれを超えるものではなかったらどうしよう、なんて思っていたけど、MVを再生し始めた瞬間そんなことは全て忘れてしまった。

'Cause I, I, I'm in the stars tonight

今夜僕は星の中にいるから
So watch me bring the fire and set the night alight

僕の火花でこの夜を明るく照らすのを見守って

何回聴いても疲れない曲ってあると思うけど、これがまさにそうなんじゃないか。リリースからほぼ毎日聴いているのに、今でもシャッフルでこの曲が流れてくると小さくガッツポーズをしてしまう、そんな曲。一瞬も悲しさを感じさせないメロディと歌詞に、メンバーたちの弾けるような笑顔が私たちを無条件で幸せにしてくれる。

 

去年から計画していたツアーが全てなくなって、ファンの前でパフォーマンスすることもできなくなって、想像を絶するほどの虚脱感に苛まれただろうに、それでも私たちのために輝いてくれたんだ、BTSは。

Mikrokosmosの歌詞にあるように、まさに「最も深い夜に輝きを増す星の光」だった。なんだかすごく申し訳ないのに、それ以上にありがたくて幸せだった。

 

そして、この曲がもたらした数々の歴史的快挙。ビルボードHOT 100の1位に、グラミー賞ノミネート。どうしてもリアタイしたくて、深夜まで待っていた。(そもそもBTSを好きになってから就寝時間が大幅に遅くなった、というのはあるのだけど…)

自己満でしかないけど、その瞬間を一緒に祝福することができたことがとても嬉しかった。喜んでいる7人を見るのは、さらに嬉しかった。



MAP OF THE SOUL ON:Eに震えたこと。

ライブビューイングから帰宅しながら、それまでの人生で何に感動していたか思い出せないな、と思った覚えがある。(マジで。)私、本当のコンサートに行った日には死んでしまうのではないか…。

 

メンバーの歌、ダンスが完璧だったのはもちろんのこと、私のような新規でも방탄소년단の7年間の歴史を感じられる構成になっていたのも素晴らしかった。

次に何の曲が披露されるか分からないドキドキ感、リアルタイムで感じる熱気。これまで家で無限リピートしていたコンサートDVDとはやっぱり全然違う。オープニングからずっと震えが止まらなかったし、My Timeのダンスブレイクでたくさんのカメラに囲まれながら力強く踊るジョングクを見た時はついに泣き出してしまった。エンディングで「何で僕がこんなことを経験しなきゃいけないのか分からなくて」と号泣するジミンを見たときはもっと泣いた。

 

こんな素晴らしいステージを見ることができたという感動と、彼らがファンの前で披露できなかったという現実のやるせなさでぐちゃぐちゃになってしまい、少し辛くもなったのだけど、やっぱり幸福感の方が勝っていたみたいだ。

いつだってBTSはそう。マイナスや、ゼロでしかなかったものをプラスに変えてくれる。何だか私ばっかり幸せをもらっているようで申し訳ないのだけど、彼らも幸せだ、と思てたらいいなあ。

 

P.S. とりあえずビッヒは早く両日の映像を販売してください…。

https://bts613-bighit.com/wp-content/uploads/2020/08/E28D343C-D79A-4CB5-B94A-BAC5B98065F2.jpeg

 

BEというプレゼントをもらえたこと。

今年の春ごろからYouTubeにて制作過程も公開してくれていた待望のアルバム。7人全員がプロデュースに深く関わったという、発売前から大切にしたいと思っていたアルバム。

 

音楽の知識が皆無なので的外れでナイーブな感想かもしれないけど、今までのと全然違う!と思った。特定の曲をリピートしたいというよりも、きちんと順番に、通しで聴きたい。シャッフルにして聴いてしまうとなんか"違う"のだ。BEというアルバムの最後を飾るDynamiteは、より一層華やかに、そしてだからこそ少し切なく輝いているようで、さらに大好きになってしまった。

 

一通り聴き終わった後読んだ歌詞(いつも翻訳してくださる方々ありがとうございます…!)は、目線を合わせて彼らのパンデミック中の話を聞かせてもらっているみたいで、その姿勢があまりにも真摯で、何だかそれがとても癒しになった。IN THE SOOPとももそうだけど、いくらアイドルだと言っても、見てるだけ、聞いているだけで安心できるってすごい。

BE

BE

music.apple.com

 

”この世界は醜くない“。

…とこんな風に長々と書いてきたのだけど、良い締めが思いつかないので、最後に"Euphoria (DJ Swivel Forever Mix)"のYouTubeのコメント欄で見た、ある海外ARMYのコメントを。(和訳、かつうろ覚え)

この歌を聴くと、世界は本当は醜くない、美しいものがたくさんあるのだと思える。

この歌だけでなく、私にとってBTS自体がそんな存在だ。

まだ23歳なのに何言ってんの?って感じかもしれないけど、ここ数年は何も信じないことで自分を守ってきた私が、彼らに出会って、また信じてみようと思えた。過剰に称賛したいわけではないし、"信奉"しているのとも違う。だけど、時に間違ってしまうことがあっても、綺麗なことばかりじゃなくても、この人たちとなら美しい景色をこの先も見続けることができると信じられた。信じても良いと安心できる人たちだった。

 

2020年、BTSという人生最大の推しに出会いました。

2021年はどうかARMYたちの前で、コンサートができますように。

수고했어 오늘도

お疲れ、今日も。